2025.07.04
ikoku (coffee) standをスタートして2年が経ちました

岐阜県飛騨市、飛騨古川駅からすぐそばデザインオフィスkongcongをスタートして約10年。

そのオフィスの窓を改装してコーヒースタンドを始めたのが約年前。

3年前に今まで経験したことがない大きなプロジェクトが進行することになって

kongcongで初めてスタッフを雇用しました。

Instagramでもおなじみのまおちゃんです。

3人体制になったこともあって、なんかスタンドやりたいよねって話が進んでいったのでした。

私たちの活動拠点である「飛騨古川」は日常と非日常が行き交う場所。

お隣「飛騨高山」が国内有数の観光地であることは有名な話ですが、
ここ飛騨古川も古い街並みがあったり、
伝統工芸やユネスコ無形文化遺産である古川祭りなどなど
観光地コンテンツが結構あるんです。


だから様々な土地、国からのお客様が行き交う姿がある。
のだけど、すごく観光地ナイズされている訳ではないから、
古い街並みの中をランドセルの小学生が下校していたり、
井戸端会議が行われていたりと、日常がそこにある街。

海外の方が観光で写真を撮っている横を、
子供と歩いているとニコッと笑って「Hi!」って挨拶してくれる。
(私はこの光景がとっても好き)

私たちは日常を過ごしているんだけど、バカンス真っ最中の彼ら。
これが不思議で面白い感覚。

そんな飛騨古川で、わたしたちが発信したいことを表現したり、
新しいインスピレーションをもらったり。

それがこの窓(本当に普通の窓)を通じて、
一杯のコーヒーを通じてコミュニケーションが生まれたらいいなー
なんていう気持ちで。

新潟から飛騨へ移住してきた私には、この不思議な土地は異国のよう。
日常と非日常のような土地で生まれ育った夫と、
そんな土地でガイドをして、海外の方とも接してきたまおちゃん。
(まおちゃんは産休に入りました寂)

「ikoku」

という名前の中に、そんな気持ちや想いを込めました。

ikokuのコーヒーについて

ikokunのコーヒーはコスタリカ産のものを使用しています。

コスタリカは優秀なコーヒーの産地ですが、日本ではあまり流通していないらしい!
スペシャリティコーヒーのお店などで見かけることが多いかもしれません。
高品質であることから人気が高い上に、自国消費も多いらしいのです。

コスタリカ産の数種類のコーヒーを飲み比べて決めたこのコーヒー
とにかくすっきりしているのが特徴かも。

実はコーヒーが苦手な夫。
ミルク無しでカフェイン入りコーヒーを飲むことはほとんどありませんでした。
そんな彼もこのコーヒーは美味しい!と飲める。
ikokuコーヒーはなみなみ300mlでの提供としているのですが、
そのくらいでも最後までおいしく飲めるコーヒーじゃないかなと思っています。

自宅用に商品化したいなと思いつつ、まだ実現していません。

ikokuでやりたいこと

ikokuを始めて嬉しかったことは、地元のお客さんが来てくれること。

コーヒースタンドってそもそも飛騨にはあまりなくて、馴染みがない人が多い。
しかも道路っぱたにあるオフィスなので車で寄りづらい場所。
それでも定期的に来てくれる常連のお客さんとは
コーヒーが飲み頃の温度(もしくはそれ以下!)になるまで喋ってしまいます。

そもそもわたしたちが何をしているのか
夫の肩書は「クリエイティブディレクター」で何だか怪しいし、
まおちゃんは今やSNSスペシャリスト、進行管理の天才で「伝える能力」が素晴らしい。(しかもかわいい)
私は経理~オペレーション~制作~クリエイトまで何でも屋です。

やっていることは「デザイン」だけど、有形から無形まである。
その内容も年々変わっていくので、わたしたち自身も一言では伝えづらい職種。

だから、この窓から形を変えて伝えていけたらいいなと思っています。

異国の風に触れるようなドキドキわくわくと、
心が躍るような一刻の時間を。

お散歩のついでにふらっと寄ってくれたらうれしいです。